無職のクリスマスとイラスト人生の第二幕

 僕がイラストをネットに上げ始めて一年十か月が経つ。この期間に上げたイラスト総数はおそらく千点に及ぶが、結局一つとして完成品は出来なかった。

 それは言い訳でもなんでもなく、自分のベストを尽くしたものの、やはり、今一歩力が及ばなかったからであろう。己の非力の致すところである。かたじけない。

 一年十か月というのは短いようで長い。これだけの期間イラストを描くことに没頭できたことにまず感謝したい。

 これからの展望としてはやはり、先人たちの偉大な業績を沢山真似して自分のものにしていきたいということである。

 実はすでにそのような訓練は始まっている。おれのイラスト人生の第二章が幕を開けようとしているのだ。

 そんな矢先、突如巡りきたこのクリスマスという師走の大イベント。プレゼントをあげる側でもなく、もらう側でもない、そんな中途半端な状態の自分に否応なしに直面させられる。

 今日の就職支援センターでもやはり、「無職の自分」というのが相談のテーマとなった。

 そしてクリスマス。LINEの壁紙を見ていても雪の舞う粉飾に、「これも誰かの仕事なんだよな。すげえなあ」とやはり無職の自分を意識させられたのであった。イラスト人生の第二幕はどうなることやら。