カラオケに行って考えたこと(作/ヒロカズ)

僕は先日(年末の差し迫った年の瀬)カラオケに行ってきました。

カラオケに行くのは随分久しぶりのことです。カラオケボックスの雰囲気に馴染めるのかどうか不安でいっぱいでした。

僕はカラオケ屋の雰囲気が割に苦手です。なんというか、煙が充満しているような、饐えた匂いがするようななんとも言えない空気感が苦手だからです。

若者たちが待合場所でぐーたらしているのも苦手と言えば苦手です。若者たちの持て余している時間が消費されていく感じも割と苦手です。

そんなカラオケ屋に抵抗感を持っている僕ですが、行ってみると意外にその場に馴染むことができました。なんというか、年末にこういう場所で時間を過ごすのもいいものだなあ、と思ってしまったのです。

一つには、若者たちから不思議なエネルギーをもらったからだし、一つにはカラオケ屋の窓から見えた景色が割に綺麗だったからでもあります。

僕の状況は割に芳しくなく、これからの状況を考えると、決してカラオケ屋で騒いでいるのがふさわしいものでもないのですが、カラオケ屋で友人と過ごした時間は窓の外の風景と相まって僕を励ましてくれたのでした。