年末におじさんとカラオケに行くことになった話
年末。世間では帰省であったり、おせちに何食べようと思ったり、年越しパーティーでハジけようと思ったり、そういったウキウキモード全開の季節。一人身の方は、一年間頑張った自分をせめて自分は自分の味方になって祝うだろうし、友人のおられる方は友人達と盛り上がるだろう。
そんなウキウキモード全開の季節を僕はおじさんと過ごした。
注意しておきたいのだが、おじさんはおじさんでもとてもフレンドリーな方である。この方となら、僕は楽しく、年末のウキウキ感をぶち壊さずに、平穏に過ごせると思ったのだ。
おじさんはとても律儀な方である。お土産に何が欲しいか、と僕に訊いてくれたこともあるし、非常に礼儀正しいのだ。
おじさんに連れられて過ごす年末を僕は夢想した。
そもそも、僕は年上の方にあまり可愛がられた経験がなく、この度、おじさんに遊びに誘われたこと自体非常に珍しかった。
おじさんと僕の年末はどのようなものになるのだろうか?
実際、おじさんはカラオケボックスにおいても、かなり礼儀正しかった。ただ、お酒を飲んでいる姿を見られたことは嬉しかった。