銭湯の面倒くささと逆に行ってみたい銭湯の魅力

 僕は最近風呂に入るのが非常に面倒くさいと感じることが多くなった。

 したがって、ほとんど風呂には入っていない。しかし、別に体臭が濃いとか、そんなタイプではないので、大丈夫だ。

 世間には、銭湯のように、沢山の人が集まって、一緒に体を洗う場所があるようだが、一人で体を洗うことさえ面倒なのに、大勢の人の目に触れるところで体を洗うとなると、さらに骨である。

 体を洗うと言っても、それは人の行いなのであるからして、おそらく、人の目に触れた際には何らかの感興を催させることであろう。それが感興であればそれに越したことはないのだが、もしかすると、それは悪感情を引き起こすことにならないとも言えない。

「むむ!! あいつの体を洗う順番は、全然おれと違う!!!」

 このような場合、喧嘩を売っていると見なされる危険も無きにしもあらずである。注意が必要だ。

 さらに、厄介なのが、人の使っているシャンプーと自分の使っているシャンプーが同じだった場合だろう。薬局などには、髪をツヤツヤに保つための保湿シャンプーなども売られている。

「む!! おれは真面目に保湿しようとおれは思って、このシャンプーを買ったのに、こいつは全然保湿にこだわっていなさそうな感じだ!!!」

 このような場合も保湿にかけるこだわりを侮辱したと思われる場合があり、注意が必要である。つまりは、一言に銭湯と言っても、面倒なことは沢山あるものなのだ。

 そんなわけで僕は銭湯に足を運ぶことはまずない。実際に、上のようなことで絡まれるようなことがあれば……、むしろ行ってみたいような気もするのだが……。